本当によく頑張ったと思うので見てほしい和風建築の成長

6月入ってから「モノケモノを描こう!」となり、今まで描いたこともなかったのに急に和風建築にチャレンジしはじめました。
背景美塾受け始めた時も中世ヨーロッパ風にしぼっていたので、和風は描くつもりがなかったのですが…。

まず先駆けとしては、江戸東京たてもの園に行き和風の建物(この時に見たのは主にかやぶき屋根の農家でしたが)を浴びてきました。

この時はまだモノケモノの資料集をつくるつもりでいたので、
とりあえずネットで見れる画像から建物をなんとなく把握して描こうとしていました

この時は「建物わからん」っていうより「レイアウトがいい感じにならん」で悩んでいました

で、「資料集ちょっと無理そう!」で諦めたものの、和風建築の練習を続ける。

背景を描いていなさ過ぎて筆が重くなっていたので「なんでもいいから描けェエ!」で描いたもの。良くはないなとは思うけど描く一歩を踏み出しただけエライ。

これはスケッチじゃなくて適当に自分で描いたもの

なにか和風の絵を描こうにも自分の中にストックがなさすぎて何も出来る気がしなかった。
ので、とりあえず見たものをスケッチしまくりました。

また自分でかいてみたりもした

あと6月半ばに本も4冊買っていまして、それらを読むことも進めていました

珍しいことに「買って満足」で終わらず、7月下旬現在こちらの本は全部目を通しております。
特に和風住宅全史は、たまたま仕事が暇だった時に割と読み込みました。

「建物と街を描く技術」と「日本の家と町並み諸説絵巻」も、
自分で建物を描くときに寸法がわからなくなったりして何度も開きました。

そんな不器用な進め方をしつつ、「よし、いよいよ一枚それっぽく描いてみよう!」でチャレンジしたのがこちら。

いやひどすぎる。笑(7月3日の絵)

おお、ひでえな全然描けねぇな!こないだの絵はうまくいったのに品質のムラどうなってんだ!
とおもいました。

なんかこう、完成のビジョンがいまいち見えておらず、
ここのあたりで漫画を開きました。銀魂読んだり、MAO読んだり。

銀魂の背景はかなり細かく、一コマだけでイラストみたいな出来栄えだったのでちょっと自分が描くには情報量多いなぁという感じでしたが、
個人的にはMAOの絵がとても参考になりました。

単純に自分がMAO好きなので、追えてなくて読んでなかった分を読みながら、背景に目を配って「ここはこういう風にしてるんだな~」とか「瓦ってこんな感じで省略するんだ!」といったことを少しずつストックし始めました

そして建築の知識も取り入れ始めた。↑で買った本や、ネットで追加で調べたりして、「和のモジュールがあるんだ!」というところに気づいたのがかなり良かった。

本を読んで建築系の知識を突っ込んだ。欄間的な部分の幅や、屋根の高さなど。
写真見て描いたのかオリジナルで描いたのか覚えていない

最初に描いてたものより建物が低くなって、ちょっと江戸感出てきましたよね

時代劇の映画スケッチ
スケッチしたものを描き起こそうとするも、線の多さに挫折。和風無理かもと思い始める
30分。いまいち好きな感じにならず苦悶。

描いてる途中で小綺麗な線に見えてしまいそれでモチベが下がったらしい。
なにで書いていたんだろう、線のガタガタ具合を見ると板タブか…?覚えていない。

7月6日。映画のシーンを描きうつし。やはり線が気に入らぬ。小物も下手だ。

悔しい気持ちすぎたので写真見ながらもう一枚。悔しくなるとさらに描く気質がある。
アナログならうまくいくんか? と思いトモエリバーにミリペンで描いた。キャラクターの線の感じはとても好き。
アナログでキレイに線が描けて嬉しかった。これはスケッチではなくオリジナル
写真を見ながら、トモエリバーに丸ペンで描いてみた。紙のすべりはよく描きやすいが、まだ気持ちがもたず完成までたどり着けていない。
写真を見ながらスケッチしようとしたが時間がなくろくな完成度にはならなかったが、出っ張った屋根のシルエット感が好きだなと気づく。

で、こっから直近なんですけども、
ここからなぜか。

覚醒した。まともだ…!!まともな家だ…!

これは仕事に暇があって「絵描けないの悔しい!!!もっと描く!!!」と思ってこっそり1時間で描いたものです。写真見ながらですが、やっと建物の存在感、実在感が出ました。

↑を描いたのが18日だったのですが、17日に背景美塾の添削があったのですね。
そのときにこちらを簡単に見て頂いたんですが、

この時に「1階の屋根の始まりって、2階の床部分ではないんですよ」と教えて頂いて、
そのあと散歩しててよそのお家をたくさん見た時に「ほ、ほんとだーーー!」となり。

もしかしたらそこ、だったのだろうか…。 シンプルに気づかなかったし、スケッチしててもちゃんと気づけなかったとおもう、本にも書いてあったかもだけど気には留まらなかった。
その一点で絵が変わったんだとしたらめちゃくちゃ凄いし、なんというか、気づけると強いというか、気づくことの難しさというか色々ありますが、
とにかく「プロに教えてもらえるというのはこういうことだ!」の恩恵を受けられましたねまた…。

というか何気に、アナログでも柵がスッスッとかけるようになっていたのうれしかった。
等間隔に引くのって元々の自分には難しくてすぐグチャグチャになっていたんですが、フリー感覚(←分割法使わない適当作画)で描いてもなんとなくそれっぽくなったのも嬉しいし成長ですねえ

添削で先生に「思い込みというものがあるので、スケッチをして思い込みを減らしていくのが良いですよ」と教えていただいたので、
さっそくスケッチをしていました。

スケッチをするときは吉田先生の教えベースに、「20分で1枚描く!」を目標にしました。
ここも塾の恩恵というか…。以前の自分であれば、「ちゃんと描かねば!」で肩肘張って2時間かけて写そうとして、どこまで描きこんだらいいかわからなくて挫折、だったとおもいます。

障子のような部分も、奥に行くにつれ情報量が減るように意識。網も全部描くんじゃなく一部描くというのは、MAOの背景から学び。

この記事の途中の絵の時期ぐらいから、「漫画の絵って線の緻密さよりもベタの入れ方で印象が決まるな」と思い、カラー絵感覚を思い出しながら「どこにベタを入れたら効果的か」というのを考えるようにしていました。

MAO読んで背景のサンプルを色々見て頭にも完成図がストックされたのかな、
近日のスケッチはベタがいい感じに入っていて、ラフながらも絵が締まっていてお気に入りです。

建築知識と、散歩で実際の家を見ることで自分の中に色々知識が定着したのも良かったと思います、
写真には撮っていませんでしたが「屋根って結局何枚重なってるの?」というのを、調べてメモしたりもしました

あと途中で背景美塾の授業も受けましたね…和風建築関連の。
そこで先生が、「棟梁さん(だっけ?)のブログを見ると、作ってる途中の屋根とか見れるから良いですよ」って言っててそれでブログを見たり、建物作ってる途中の動画を見たりしました。

そんなこんな、紆余曲折の努力を重ねつつ、今日描いたものがこちらです

トーンもMAOを参考に、白カケトーンを使ってみました。瓦もトーンを入れてみてとかで。

いや~~~ この完成にたどり着くまでのこの… 苦悩の跡… 見えたでしょうか……。

自分のインターネット範囲から拾えるところを拾いましたが、
ネットにUPすらしていない落書きも何枚か…あると思います。小物とか練習してみたりもしていた気がする、ちょこっと。

まだまだ分からない部分も残っていはいますが、
とりあえず和風建築ジャンルでもひとつの完成にたどり着けて良かったです。
早く、漫画が、描きたいな!